「不眠障害」のことかんがえよう!

森田さんの「森田療法」

悩む女性

さまざまな病気のメカニズムが明かされ、その治療方法が研究されて確立されはじめた20世紀の中で、日本人の研究者や医師の果たした役割にも、少なからぬものがあります。
不安障害に関して言えば、1919年に始められたと伝えられる「森田療法」というのが最も有名です。

森田療法は、森田正馬という精神科のお医者さんで、さまざまな精神疾患やその治療方法の研究者としても知られています。彼が考案し、発表したのがその名も「森田療法」として今も知られている精神療法なのです。
1919年といえば、2000年代から見ればずいぶん昔の印象がありますが、森田療法は今でも多くの病院や療養所などで活用されています。
森田療法の根幹にある思想は、「不安を受け入れていこう」というところにあります。不安をダメなものとして排除するのではなく、そこにある不安をあるがままに受け止め、それと共存していこうという考え方です。
不安障害の治療としては、まずは入院でその人の生活習慣を見直し、その後通院によってアフターケアを行います。
入院中は1日のスケジュールを決め、規則正しく睡眠と活動の時間割を作ります。日常的な生活の中に不安を取り込んでしまい、徐々に身体に慣らしてしまおうというのが森田療法の基本です。

西洋的な、病気の原因となるモノを抜き取って排除しようという考えとは一線を画する森田療法は、ほかならぬ西洋の精神医学にも影響を与えました。
このように、東洋で生まれた療法が西洋医学に受け入れられた例は、中国古来の医術である鍼灸が代替医療として認められていることなどを挙げることが出来ます。

森田療法は、不安障害やパニック障害、強迫性障害といった病気に効果があると言われており、最近ではそれらの病気に付随して起きることが多いうつ病にも効果があると認められるようになっています。

PAGE TOP