「不眠障害」のことかんがえよう!

うつ病の併発

考える女性

医学用語に、「comorbidity」という言葉があります。「コモルビディティー」と読まれるこの言葉は、「共存症」と訳されることがあります。
読んで字のごとく、複数の病気が共存する状態を意味しており、もうちょっと人口に膾炙している言葉で言い換えるなら、「合併症」とか「併発症」とかいう言葉と近いと思われます。
あるひとつの病気に罹ってしまった人が、そこから引き起こされる別の病気にも罹ってしまうという状況を意味しており、身体的な症状を見せる病気のほか、精神的な病気にもこの状態は見られます。
特に、不安障害を中心とした病気の関係図の中には、コモルビディティーがよく見られています。

そもそも不安障害とは、パニック障害や強迫性障害、あるいは赤面症(目立つ立場に立つと異常に赤面してしまい、恥ずかしくなって何も出来なくなってしまう)などを含んだ病気でしたが、この病気が進行すると、うつ病とも関係を持ってしまうのです。
逆に、うつ病を患っている人が不安障害を併発してしまうということもあります。あるデータでは、うつ病の人の40%が不安障害に悩むようになったとも言われています。

そういうわけで、最近ではうつ病の治療に使われている抗うつ剤を、ほかのさまざまな精神疾患に役立てようということが行われています。
例えば、「薬物療法」のページで取り上げたSSRIは抗うつ剤のひとつとして知られており、あのページで見たように不安障害に効く薬として使われています。

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